令和の現在では、人は長生きを望むときに「寿命」とは言わず「健康寿命」という言葉を使うようになりました。健康であることが一番、健康な身体を維持しながら長生きしたいもの、健康寿命を延ばしたい、誰もがそう願うものですね。
先日、ラジオを聴いていると「健康寿命を延ばすスポーツ」という話題が取り上げられていました。調べてみると神戸大学名誉教授・山口泰雄氏が書かれたネット記事がありましたので一部を紹介してみることにします。
記事では「近年のスポーツ科学の知見によれば、運動やスポーツの継続的実施は、健康増進に効果があり、寿命を延ばすことが明らかになっている」とあります、さらに「2018年9月に発表された『Mayo Clinic Proceedings』誌に掲載された論文では、〈コペンハーゲン調査〉によって運動習慣のある人と運動習慣のない人を比較した結果、平均寿命の差が顕著であった。さらにスポーツ種目により平均寿命の差があり・・」と続きます。その平均寿命を延ばすとされるスポーツ種目のランキングが、
1位、テニス(9.7年)
2位、バドミントン(6.2年)
3位、サッカー(4.7年)
4位、サイクリング(3.7年)
5位、水泳(3.4年)
6位、ジョギング(3.2年)
7位、健康体操(3.1年)
8位、スポーツジム(1.5年)
このような結果になりました。
中高年を代表して素直に感想を述べるなら、ジョギングが6位だったり、高齢者も通うようになったスポーツジムが(1.5年)だったり、なによりゴルフがランク外であることに驚きとショックが隠せませんね。
記事は「上位3種目の共通点は球技である。他の種目は個人参加型の運動であり、テニス、バドミントン、サッカーは2人以上で活動する球技で、参加者同士の交流やコミュニケーションが強い」と分析しています。圧倒的な差をつけて1位のテニスについては「初心者から上級者まですべてのレベルで会話がある。仲間と一緒にプレイや試合を楽しむことがストレス解消となり、心理的効果が高まる。メンタルヘルスの向上が寿命の延伸に繋がっている」とまとめています。
同世代の中高年の皆ざま、ご参考まで。